コロナウイルスの流行をきっかけに、ご家庭でお子さま・お孫さんに算数を教えてあげるようになった保護者の方が増えているそうです。しかし、わかっているつもりでも、いざ教える側にまわると算数は案外むずかしいものです。「どこから、どうやって何を教えればいいんだろう・・・」と、お困りのみなさまの一助になればと願い、プリントと教え方の手引きをいくつかご用意いたしました。
塾の講師が手作りしたプリントをフリーダウンロード版として編集しました。印刷してご利用ください。手書きのプリントを一枚ずつスキャンしておりますので、一部に読みにくさ、使いにくさがあるかもしれません。予めご了承ください。
算数の勉強は数字の読み書きから。私たちはそう考えがちです。でも、100まで数えられたり書けたりすれば、それで数が分かったことになるのでしょうか?1、1の次は2、次の次は3・・・と順序を捉える数も大事なのですが、ものの集まりの大きさ=量 をあらわすことも数の大切な役割です。こちらのプリントは、「くらべる」や「なかまあつめ」といった、量の基本について学ぶことができます。
これから数を学びはじめる・はじめた ばかりのお子さま向けに、数とタイルのプリントをご用意しました。「水道方式」のタイルについてはコチラをご覧ください。数とタイルについて、もっと詳しく知りたいな!と思ったら、下にある〈やさしいさんすう〉も併せてお読みいただければ幸いです。
たし算ひき算の計算ドリルは巷にあふれています。でも、どういった場面で使うのか?という計算の意味は、ドリルを解いているだけではなかなかわからないものです。こちらのプリントは、そういった計算の意味に子どもたちがアプローチできるよう工夫して創ってあります。下にある〈やさしいさんすう〉も併せてお読みいただければ幸いです。
水道方式のタイル図を利用して、計算のイメージを掴みやすくした計算問題編です。くり上がり・くり下がりの問題も含めてありますので、お子さまの学びの段階にあわせて、ご利用ください。
2メートルと3メートルは合わせると5メートルですが、かけ算すると6平方メートルになります。新しい量を生み出すのはかけ算の大きな特徴で、これを理解するには「1あたり」と「いくつぶん」というたし算ひき算にはない、あたらしい量の見かたが必要です。九九の暗唱だけではわからない、かけ算の意味を学んでみませんか?下にある〈教えてみよう算数(二の段抜粋版)〉も併せてお読みください。
人間の本能には「平等」意識が遺伝的に備わっているそうです。小集団で行動していた石器時代の人類は、肉も果物も公平に分配しないと餓死者が出て、結果的に集団が滅んでしまうからなのだとか。等分=等しくわける計算であるわり算は、私たちの歴史経験から生み出されたと言えるのかもしれません。ご先祖様に敬意をはらいながら、わり算にチャレンジしてみませんか。
かけ算やわり算の文章題や単位あたり量の問題に臨むときの手掛かりになるのが、こちらの「かけわり図」です。1あたり・いくつぶん(いくらぶん)といったかけ算わり算のキーワードを、文章中から拾い出して立式することは、算数の苦手な子どもたちには難しいものです。このかけわり図は、キーワードと式をつなぐ手助けをしてくれる便利なツール。文章題に困っているときはもちろん、なんとなくできているけど、かけ算やわり算の意味がつかみ切れていない・・・というお子様にもおすすめです。
塾の本やブックレットから、今の時期に必要な個所をセレクトしてまとめました。
〈やさしいさんすう〉
1年生は数について、2年生はくり上がりの筆算。この春に学ぶ予定だったこれらの単元は、算数や数学のみならず、思考や生活を支える社会知といっても過言ではありません。こちらのブックレットは、その大切なポイントをどうやって教えればよいのかまとめたものです。お家での勉強にご活用いただければ幸いです。算数に興味が沸いてきた!という方は、ぜひ「教えてみよう算数」をお買い求めください。
〈教えてみよう算数(二の段抜粋版)〉
3年生の春はかけ算。2年生の秋から学び始めてはいるものの、どんな計算なのかイマイチ腑に落ちていないお子様もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなお子様とかけ算を復習してみたいという保護者の方向けに、小塾のロングセラー「教えてみよう算数」から、かけ算の導入部分だけをPDF化いたしました。「教えてみよう算数」は、かけ算のみならず、四則計算や小数分数、単位あたり量など、算数の大事な要素をまとめたものです。もしこちらの抜粋がお気に召したら、お買い上げいただければ幸いです。
〈教えてみよう算数(わり算導入~筆算)〉
4年生は、5月の半ばからわり算の学習が始まります。とくにここで学ぶ筆算は、たし算ひき算かけ算のそれとは大きく異なっていて、子どもたちも戸惑いがちです。この期間に予習してみていかがでしょうか。
計算だけでは物足りない、というみなさまに図形のあそびをいくつかご紹介します。